桃姫名古屋

丁寧な形成外科専門療法

黒色色素性母斑(黒あざ)

黒色色素性母斑(黒あざ)について

皮膚にある黒い色をしたあざは、正式には、母斑細胞性母斑(ぼはんさいぼうせいぼはん)と呼ばれます。小型のものは黒子(ホクロ)、大きいものは黒アザとも言われます。頭の先から足の先まで、全身どこにでもできる可能性があります。

形や大きさは、皮膚の表面と同じに平らなものから隆起したもの、その上に毛が密集したものなど様々です。こうした黒アザの中には希に悪性のものもありますから、一度お早めに診察を受けておくとよいでしょう。

小 さなほくろは、レーザー治療で治すことができますが、ある程度の大きさになると手術で取り除いた方が良いでしょう。私たちのクリニックでは、比較的小型の 1~2回ぐらいで取り切れる黒あざを取り扱っています。また、手術で取り除いた組織は、全症例において病理検査によって詳しく調べます。

取り除く方法は、大きさやできている部位によって決めます。

出 来るだけ小さく目立たないキズアトで、できものを取り除きたい・・・。形成外科専門医の手術は、シワ沿ったキズアトの方向を緻密に計算したデザインや無理 のない丁寧な縫合技術で安心です。できものを1回で取り除く方法をシンプルエクシジョン、2回以上に分けて取り除く方法をセリアルエクシジョンと呼びま す。

○シンプルエクシジョン(SIMPLE EXCISION)単純縫縮術について

シンプルエクシジョンとは、できものや母斑を1回の手術で取り除く方法のことを言います。

○セリアルエクシジョン(SERIAL EXCISION)分割縫縮術について

幅の広い母斑・幅の広い刺青・幅の広いキズアトなど1回で取り除くことができない場合、6ヶ月以上の期間をおいて数回に分割して取り除く手術のことを言います。1回の手術で、正常な皮膚を引き寄せて無理がなく緊張しない程度の範囲のみを取り除くことがポイントになります。部位によって2回目以降の手術は、6ヶ月から1年程度間隔をあけて行う。

□治療のポイント

STEP1:診察と診断:診察でできものの出来ている部位や形、大きさ・色調、辺縁のにじみ、厚さなどを診断します。

STEP2:血圧測定と血液検査:手 術の前には、赤血球や白血球などの貧血、肝・腎機能、肝炎(B型とC型)、梅毒、血液の固まる時間に異常が ないかなどの検査をします。この検査は、患者様の全身状態に問題がないかのチェックすることが目的です。肝臓や腎臓に機能異常があると術後の抗生物質の投 与が出来なかったりするからです。また感染症のチェックは、手術をする側の医師などスタッフの安全性、手術器具の用意や消毒方法に注意を払わなければなり ません。

STEP3:形成外科手術:形成外科のテクニックを使用して、腫瘍を取り除き、丁寧に縫合を行います。局所麻酔を行い、治療時間は30分。体質による軽いむくみや稀に内出血等が見られる場合があります。

STEP4:ハイドロコロイドゲルの貼付:創面にハイドロコロイドゲルを貼付して、浸出液を逃がさないようにする湿潤療法をおこなっています。

STEP5:ドレーン抜去:きずに血液や浸出液が貯まらないように入れておいたドレーンチューブを取り除きます。

STEP6:抜糸・テーピング:手術後5日目に、皮膚を縫っている糸を取り除き、スキントーンテープで覆います。このテープは、皮膚にかかる張力を緩め、紫外線からキズアトを守る効果があります。

STEP7:内服薬でのフォローアップ:トラニラスト、柴苓湯内服治療を行い、できる限りキズアトを綺麗にします。


□形成外科手術の基本的な考え方

出来るだけ小さく目立たないキズアトで、取り除きたい・・・。形成外科専門医の手術は、シワ沿ったキズアトの方向を緻密に計算したデザインや無理のない丁寧な縫合技術で安心です。

○皮膚切開のデザイン

皮 膚の切開線は、キズアトが必ず皮膚のシワのラインと平行になるように決めることです。これは、術後のキズアトに皮膚の緊張がかからず、幅の広がりを最小限 に抑えることができるからです。また、できものによっては、紡錘形にデザインを行うこともあります。手術を行うときには、時間をかけて慎重にデザインを行 います。形成外科医のデザインセンスも問われるところです。

特にお顔のしわのラインは、表情によって変化するため正確に方向を見極める必要があります。

○皮膚切開の角度

術 後のキズアトの広がりを最小限に抑える2つ目のテクニックは、皮膚を切る角度を心持ち内側斜めにする事です。これは、皮膚が縫い上がった時点で、キズアト が少し盛り上がったようにするためです。この盛り上げは、縫合する部位によって盛り上げる大きさを変化させる必要があります。顔は、あまり強く盛り上げる 必要はありません。一般的には、術後3~6ヶ月程度で、盛り上がりが平坦になるのが最良の真皮縫合です。

○皮下剥離(アンダーマイン)

皮切した皮膚は、そのままだと簡単によせられないため、皮下剥離を行い皮膚の緊張を解きます。剥離の層と範囲は、部位と血行を考慮して慎重に行います。

○真皮縫合

真皮縫合を行うには、創面を愛護的に扱う必要があります。そのために、針付きナイロン糸や皮膚を2点でつかむフックセッシなどの道具を用います。フックセッシは、先端が細くなって2点で皮膚を掴む特殊な道具です。

形成外科な基本縫合は、2層縫合です。まず、皮膚の内側で1回縫合をしたうえで、皮膚の外側を縫合します。皮膚の中縫いは、透明な糸を使用しこの糸は基本的に抜糸をしません。この糸が、残っているので皮膚表面の糸を早く抜糸できるからです。

また、この段階で皮膚の表面がぴったりと合っていることが絶対条件です。皮膚表面に段差が出そうなときは、糸をかける量や深さを微調節します。皮膚表面の糸は、黒い糸で縫合し、だいたい4~5日目には抜糸を行います。

皮膚の内側の糸は、透明な糸を用い抜糸はしません。皮膚の内側の糸を残すことで、皮膚の外側の縫合糸を早く抜糸することができかつ抜糸した後も傷が広がりません。形成外科専門医は、きれいに方法する高度な特殊技術を持っているから安心して治療を受けることができます。

○ドッグイヤーの修正

創縁の両端には、大なり小なりドッグイヤーという皮膚の隆起が生じます。ドッグイヤーは、できる限り修正を行った方が良い仕上がりになります。しかし、修正をしすぎるとキズアトが延長してしまうので適度に行うことが理想です。

形成外科専門医による良性腫瘍摘出術
粉瘤(アテローム) 健康保険適応可
脂肪種(リポーマ) 健康保険適応可
石灰化上皮種 健康保険適応可
皮膚線維腫 健康保険適応可
母斑細胞性母斑(黒アザ) 健康保険適応可

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