形成外科
出来るだけ小さく目立たないキズアトで、取り除きたい・・・。
形成外科専門医の手術は、シワ沿ったキズアトの方向を緻密に計算したデザインや無理のない丁寧な縫合技術で安心です。
脂肪腫は、単発性で発生することが多く比較的よく見られる良性の軟部腫瘍です。皮膚のすぐ下に軟らかい腫瘤(しゅりゅう)として触れ、気づくことが多いです。病理組織学的には成熟した脂肪細胞からなります。
脂肪腫は、薄い被膜に覆われていることが多く、その境目は比較的はっきりとしています。取り出してみるといくつかの房に分かれているものもあり、割面は黄白色からオレンジがかった黄色を示します。背中、肩の周辺、臀部の皮下によく発生し、筋肉のなかに発生する場合は大腿部によく発生します。
皮内から皮下脂肪織に骨様に硬く、境界明瞭、若干凹凸を持つ結節として触れる腫瘍です。直径は、0.5~3cm程度。上肢・顔面・頭頚部に好発します。単純切除を行います。
皮膚の下に石の様に硬いしこりを触れる良性のできものです。発生の原因は分かっていません。比較的若い人、顔、腕、頸などに発生することが多いようです。殆ど無症状ですが、時に押すと痛みを感じることがあります。触ると表面は凸凹していますが、境界ははっきりしています。時間とともに、徐々に大きくなることがあります。
治療は、手術で石灰化上皮腫を取り出す以外にありません。このできものは、転移したり、直接の原因で生命を脅かすことはありません。
比較的良く認められる良性腫瘍です。原因は、皮下の線維芽細胞が産生した物質が塊となったできものです。色調は、やや赤みをおびた皮膚色から茶褐色で、数mmから小豆大の大きさで、触れると硬いことが特徴です。
ほとんどが、単独でできています。症状はあまりないことが多く、足にできやすく女性に多い傾向にあります。治療は、レーザー治療よりも形成外科的切除を行います。
出生時より存在し黄褐色~淡褐色、扁平に隆起している。頭部に多く見られ、思春期になると疣状~顆粒状となり硬くなることがある。しばしば、他の腫瘍が続発する。
副乳とは、胸に左右一対の乳房の他にも乳房あるいは乳房様の組織が見られるものです。多くは、両側のわきの下にみられますが、その他にも胸部・腹部・鼠径部・大腿内側外陰部を結ぶ乳腺提と呼ばれる線上に認めることもあります。
皮膚の切開線は、キズアトが必ず皮膚のシワのラインと平行になるように決めることです。これは、術後のキズアトに皮膚の緊張がかからず、幅の広がりを最小限に抑えることができるからです。
また、できものによっては、紡錘形にデザインを行うこともあります。手術を行うときには、時間をかけて慎重にデザインを行います。形成外科医のデザインセンスも問われるところです。
特にお顔のしわのラインは、表情によって変化するため正確に方向を見極める必要があります。
術後のキズアトの広がりを最小限に抑える2つ目のテクニックは、皮膚を切る角度を心持ち内側斜めにする事です。これは、皮膚が縫い上がった時点で、キズアトが少し盛り上がったようにするためです。
この盛り上げは、縫合する部位によって盛り上げる大きさを変化させる必要があります。顔は、あまり強く盛り上げる必要はありません。一般的には、術後3~6ヶ月程度で、盛り上がりが平坦になるのが最良の真皮縫合です。
皮切した皮膚は、そのままだと簡単によせられないため、皮下剥離を行い皮膚の緊張を解きます。剥離の層と範囲は、部位と血行を考慮して慎重に行います。
真皮縫合を行うには、創面を愛護的に扱う必要があります。そのために、針付きナイロン糸や皮膚を2点でつかむフックセッシなどの道具を用います。フックセッシは、先端が細くなって2点で皮膚を掴む特殊な道具です。
皮膚の中縫いは、透明な糸を使用しこの糸は基本的に抜糸をしません。この糸が、残っているので皮膚表面の糸を早く抜糸できるからです。できる限り細い糸で、約3mm間隔ぐらいで縫合していきます。糸の緊張がきつすぎたり、本数が多すぎると皮膚表面への血行を阻害するので良くありません。また、この段階で皮膚の表面がぴったりと合っていることが絶対条件です。皮膚表面に段差が出そうなときは、糸をかける量や深さを微調節します。皮膚表面の糸は、黒い糸で縫合し、だいたい4~5日目には抜糸を行います。
創縁の両端には、大なり小なりドッグイヤーという皮膚の隆起が生じます。ドッグイヤーは、できる限り修正を行った方が良い仕上がりになります。しかし、修正をしすぎるとキズアトが延長してしまうので適度に行うことが理想です。
私どものクリニックでは、この創面にハイドロコロイドゲルを貼付して、浸出液を逃がさないようにしています。
手術後5日目に、皮膚を縫っている糸を取り除き、スキントーンテープで覆います。このテープは、皮膚にかかる張力を緩め、紫外線からキズアトを守る効果があります。
出来るだけ小さく目立たないキズアトで、取り除きたい・・・。
形成外科専門医の手術は、シワ沿ったキズアトの方向を緻密に計算したデザインや無理のない丁寧な縫合技術で安心です。
脂肪腫について
脂肪腫は、単発性で発生することが多く比較的よく見られる良性の軟部腫瘍です。皮膚のすぐ下に軟らかい腫瘤(しゅりゅう)として触れ、気づくことが多いです。病理組織学的には成熟した脂肪細胞からなります。
脂肪腫は、薄い被膜に覆われていることが多く、その境目は比較的はっきりとしています。取り出してみるといくつかの房に分かれているものもあり、割面は黄白色からオレンジがかった黄色を示します。背中、肩の周辺、臀部の皮下によく発生し、筋肉のなかに発生する場合は大腿部によく発生します。
石灰化上皮腫
皮内から皮下脂肪織に骨様に硬く、境界明瞭、若干凹凸を持つ結節として触れる腫瘍です。直径は、0.5~3cm程度。上肢・顔面・頭頚部に好発します。単純切除を行います。
皮膚の下に石の様に硬いしこりを触れる良性のできものです。発生の原因は分かっていません。比較的若い人、顔、腕、頸などに発生することが多いようです。殆ど無症状ですが、時に押すと痛みを感じることがあります。触ると表面は凸凹していますが、境界ははっきりしています。時間とともに、徐々に大きくなることがあります。
治療は、手術で石灰化上皮腫を取り出す以外にありません。このできものは、転移したり、直接の原因で生命を脅かすことはありません。
皮膚線維腫
比較的良く認められる良性腫瘍です。原因は、皮下の線維芽細胞が産生した物質が塊となったできものです。色調は、やや赤みをおびた皮膚色から茶褐色で、数mmから小豆大の大きさで、触れると硬いことが特徴です。
ほとんどが、単独でできています。症状はあまりないことが多く、足にできやすく女性に多い傾向にあります。治療は、レーザー治療よりも形成外科的切除を行います。
脂線母斑について
出生時より存在し黄褐色~淡褐色、扁平に隆起している。頭部に多く見られ、思春期になると疣状~顆粒状となり硬くなることがある。しばしば、他の腫瘍が続発する。
副乳について
副乳とは、胸に左右一対の乳房の他にも乳房あるいは乳房様の組織が見られるものです。多くは、両側のわきの下にみられますが、その他にも胸部・腹部・鼠径部・大腿内側外陰部を結ぶ乳腺提と呼ばれる線上に認めることもあります。
形成外科手術の基本的な考え方
皮膚切開のデザイン
皮膚の切開線は、キズアトが必ず皮膚のシワのラインと平行になるように決めることです。これは、術後のキズアトに皮膚の緊張がかからず、幅の広がりを最小限に抑えることができるからです。
また、できものによっては、紡錘形にデザインを行うこともあります。手術を行うときには、時間をかけて慎重にデザインを行います。形成外科医のデザインセンスも問われるところです。
特にお顔のしわのラインは、表情によって変化するため正確に方向を見極める必要があります。
皮膚切開の角度
術後のキズアトの広がりを最小限に抑える2つ目のテクニックは、皮膚を切る角度を心持ち内側斜めにする事です。これは、皮膚が縫い上がった時点で、キズアトが少し盛り上がったようにするためです。
この盛り上げは、縫合する部位によって盛り上げる大きさを変化させる必要があります。顔は、あまり強く盛り上げる必要はありません。一般的には、術後3~6ヶ月程度で、盛り上がりが平坦になるのが最良の真皮縫合です。
皮下剥離(アンダーマイン)
皮切した皮膚は、そのままだと簡単によせられないため、皮下剥離を行い皮膚の緊張を解きます。剥離の層と範囲は、部位と血行を考慮して慎重に行います。
真皮縫合
真皮縫合を行うには、創面を愛護的に扱う必要があります。そのために、針付きナイロン糸や皮膚を2点でつかむフックセッシなどの道具を用います。フックセッシは、先端が細くなって2点で皮膚を掴む特殊な道具です。
皮膚の中縫いは、透明な糸を使用しこの糸は基本的に抜糸をしません。この糸が、残っているので皮膚表面の糸を早く抜糸できるからです。できる限り細い糸で、約3mm間隔ぐらいで縫合していきます。糸の緊張がきつすぎたり、本数が多すぎると皮膚表面への血行を阻害するので良くありません。また、この段階で皮膚の表面がぴったりと合っていることが絶対条件です。皮膚表面に段差が出そうなときは、糸をかける量や深さを微調節します。皮膚表面の糸は、黒い糸で縫合し、だいたい4~5日目には抜糸を行います。
ドッグイヤーの修正
創縁の両端には、大なり小なりドッグイヤーという皮膚の隆起が生じます。ドッグイヤーは、できる限り修正を行った方が良い仕上がりになります。しかし、修正をしすぎるとキズアトが延長してしまうので適度に行うことが理想です。
ハイドロコロイドゲルの貼付
私どものクリニックでは、この創面にハイドロコロイドゲルを貼付して、浸出液を逃がさないようにしています。
抜糸とテーピング
手術後5日目に、皮膚を縫っている糸を取り除き、スキントーンテープで覆います。このテープは、皮膚にかかる張力を緩め、紫外線からキズアトを守る効果があります。
治療のポイント
治療時間:30分
麻酔:局所麻酔を行います。
体質による軽いむくみや稀に内出血等が見られる場合があります。
形成外科専門医による良性腫瘍摘出術