形成外科
キズアトの残る程度は、年齢、キズの状態・方向や深さ、部位 、体質などによって様々ですが、一度できてしまったキズアトは、手術をしても完全に消すことはできません。
形成外科専門医の特殊技術をもって手術を行う事により一見したところわからなくなるところまでは治すことはできます。
この手術のポイントとしては、キズアトの部分をきれいに切り直し丁寧に縫合する事と、場所によってはキズをジグザグにしてぼかしてしまうということです。
症状によっては、数回に分けて手術をする場合もあります。
皮膚の切開線は、キズアトが必ず皮膚のシワのラインと平行になるように決めることです。これは、術後のキズアトに皮膚の緊張がかからず、幅の広がりを最小限に抑えることができるからです。
また、できものによっては、紡錘形にデザインを行うこともあります。手術を行うときには、時間をかけて慎重にデザインを行います。形成外科医のデザインセンスも問われるところです。
特にお顔のしわのラインは、表情によって変化するため正確に方向を見極める必要があります。
キズアトが皮膚のしわのラインにそっているのではなく直交している場合には、Z形成術やW形成術という方法を用います。この方法により、キズアトを直線から、一部分でも多くしわのラインに沿ったジグザグの線に変更することで、全体として目立たなくします。このライン取りの方向やデザインセンスは、形成外科専門医の施術・センス・経験により決められます。
Z形成術(ぜっとけいせいじゅつ)とは副切開を入れてつくった二つの三角形の皮膚を入れ替える、局所皮弁のひとつの事を言います。
術後のキズアトの広がりを最小限に抑える2つ目のテクニックは、皮膚を切る角度を心持ち内側斜めにする事です。これは、皮膚が縫い上がった時点で、キズアトが少し盛り上がったようにするためです。
この盛り上げは、縫合する部位によって盛り上げる大きさを変化させる必要があります。顔は、あまり強く盛り上げる必要はありません。一般的には、術後3~6ヶ月程度で、盛り上がりが平坦になるのが最良の真皮縫合です。
皮切した皮膚は、そのままだと簡単によせられないため、皮下剥離を行い皮膚の緊張を解きます。剥離の層と範囲は、部位と血行を考慮して慎重に行います。
真皮縫合を行うには、創面を愛護的に扱う必要があります。そのために、針付きナイロン糸や皮膚を2点でつかむフックセッシなどの道具を用います。フックセッシは、先端が細くなって2点で皮膚を掴む特殊な道具です。
皮膚の中縫いは、透明な糸を使用しこの糸は基本的に抜糸をしません。この糸が、残っているので皮膚表面の糸を早く抜糸できるからです。できる限り細い糸で、約3mm間隔ぐらいで縫合していきます。糸の緊張がきつすぎたり、本数が多すぎると皮膚表面への血行を阻害するので良くありません。また、この段階で皮膚の表面がぴったりと合っていることが絶対条件です。皮膚表面に段差が出そうなときは、糸をかける量や深さを微調節します。皮膚表面の糸は、黒い糸で縫合し、だいたい4~5日目には抜糸を行います。
創縁の両端には、大なり小なりドッグイヤーという皮膚の隆起が生じます。ドッグイヤーは、できる限り修正を行った方が良い仕上がりになります。しかし、修正をしすぎるとキズアトが延長してしまうので適度に行うことが理想です。
私どものクリニックでは、この創面にハイドロコロイドゲルを貼付して、浸出液を逃がさないようにしています。
手術後5日目に、皮膚を縫っている糸を取り除き、スキントーンテープで覆います。このテープは、皮膚にかかる張力を緩め、紫外線からキズアトを守る効果があります。
副腎皮質ホルモンの外用療法、トラニラストの内服療法は、両疾患に共通した基本的な治療法です。必要に応じてステロイドの局所注射や手術療法などを組み合わせていきます。
キズをして間もないため赤い場合は、手術できる状態になるまで半年以上の内服薬服用などの治療が必要とされる場合があります。ケロイドと呼ばれる赤く盛り上がった状態の時は、キズアトが白い瘢痕になるまで根気よく通院し治療をする必要があります。中途半端に中止してしまうと再発してしまいます。
1. 内服薬:トラニラスト 2. 外用薬:ステロイド含有テープや軟膏、へパリン加クリーム 3. 局所注射:トリアムシノロンアセトニド注射
交通事故によるアスファルトや鉛筆の芯、花火の爆発などにより皮膚の中に異物が入り込み残ってしまった状態を外傷性異物沈着症は、皮膚の上から透けて見える異物によって、その色調は青や黒色に見えます。このような場合には、まずQスイッチレーザー治療を行います。
キズアトの残る程度は、年齢、キズの状態・方向や深さ、部位 、体質などによって様々ですが、一度できてしまったキズアトは、手術をしても完全に消すことはできません。
形成外科専門医の特殊技術をもって手術を行う事により一見したところわからなくなるところまでは治すことはできます。
キズアトの治療
この手術のポイントとしては、キズアトの部分をきれいに切り直し丁寧に縫合する事と、場所によってはキズをジグザグにしてぼかしてしまうということです。
症状によっては、数回に分けて手術をする場合もあります。
形成外科手術の基本的な考え方
皮膚切開のデザイン
皮膚の切開線は、キズアトが必ず皮膚のシワのラインと平行になるように決めることです。これは、術後のキズアトに皮膚の緊張がかからず、幅の広がりを最小限に抑えることができるからです。
また、できものによっては、紡錘形にデザインを行うこともあります。手術を行うときには、時間をかけて慎重にデザインを行います。形成外科医のデザインセンスも問われるところです。
特にお顔のしわのラインは、表情によって変化するため正確に方向を見極める必要があります。
ジグザグにぼかす特殊な技術のZやW形成術
キズアトが皮膚のしわのラインにそっているのではなく直交している場合には、Z形成術やW形成術という方法を用います。この方法により、キズアトを直線から、一部分でも多くしわのラインに沿ったジグザグの線に変更することで、全体として目立たなくします。このライン取りの方向やデザインセンスは、形成外科専門医の施術・センス・経験により決められます。
Z形成術(ぜっとけいせいじゅつ)とは副切開を入れてつくった二つの三角形の皮膚を入れ替える、局所皮弁のひとつの事を言います。
皮膚切開の角度
術後のキズアトの広がりを最小限に抑える2つ目のテクニックは、皮膚を切る角度を心持ち内側斜めにする事です。これは、皮膚が縫い上がった時点で、キズアトが少し盛り上がったようにするためです。
この盛り上げは、縫合する部位によって盛り上げる大きさを変化させる必要があります。顔は、あまり強く盛り上げる必要はありません。一般的には、術後3~6ヶ月程度で、盛り上がりが平坦になるのが最良の真皮縫合です。
皮下剥離(アンダーマイン)
皮切した皮膚は、そのままだと簡単によせられないため、皮下剥離を行い皮膚の緊張を解きます。剥離の層と範囲は、部位と血行を考慮して慎重に行います。
真皮縫合
真皮縫合を行うには、創面を愛護的に扱う必要があります。そのために、針付きナイロン糸や皮膚を2点でつかむフックセッシなどの道具を用います。フックセッシは、先端が細くなって2点で皮膚を掴む特殊な道具です。
皮膚の中縫いは、透明な糸を使用しこの糸は基本的に抜糸をしません。この糸が、残っているので皮膚表面の糸を早く抜糸できるからです。できる限り細い糸で、約3mm間隔ぐらいで縫合していきます。糸の緊張がきつすぎたり、本数が多すぎると皮膚表面への血行を阻害するので良くありません。また、この段階で皮膚の表面がぴったりと合っていることが絶対条件です。皮膚表面に段差が出そうなときは、糸をかける量や深さを微調節します。皮膚表面の糸は、黒い糸で縫合し、だいたい4~5日目には抜糸を行います。
ドッグイヤーの修正
創縁の両端には、大なり小なりドッグイヤーという皮膚の隆起が生じます。ドッグイヤーは、できる限り修正を行った方が良い仕上がりになります。しかし、修正をしすぎるとキズアトが延長してしまうので適度に行うことが理想です。
ハイドロコロイドゲルの貼付
私どものクリニックでは、この創面にハイドロコロイドゲルを貼付して、浸出液を逃がさないようにしています。
抜糸とテーピング
手術後5日目に、皮膚を縫っている糸を取り除き、スキントーンテープで覆います。このテープは、皮膚にかかる張力を緩め、紫外線からキズアトを守る効果があります。
キズアト形成術のポイント
手術後のフォローアップ
副腎皮質ホルモンの外用療法、トラニラストの内服療法は、両疾患に共通した基本的な治療法です。必要に応じてステロイドの局所注射や手術療法などを組み合わせていきます。
キズをして間もないため赤い場合は、手術できる状態になるまで半年以上の内服薬服用などの治療が必要とされる場合があります。ケロイドと呼ばれる赤く盛り上がった状態の時は、キズアトが白い瘢痕になるまで根気よく通院し治療をする必要があります。中途半端に中止してしまうと再発してしまいます。
1. 内服薬:トラニラスト
2. 外用薬:ステロイド含有テープや軟膏、へパリン加クリーム
3. 局所注射:トリアムシノロンアセトニド注射
皮膚の中に異物が残っているとレーザー治療
交通事故によるアスファルトや鉛筆の芯、花火の爆発などにより皮膚の中に異物が入り込み残ってしまった状態を外傷性異物沈着症は、皮膚の上から透けて見える異物によって、その色調は青や黒色に見えます。このような場合には、まずQスイッチレーザー治療を行います。
形成外科手術のポイント
治療時間:30分
麻酔:局所麻酔を行います。
体質による軽いむくみや稀に内出血等が見られる場合があります。
キズアト・ケロイド・ケガ・ヤケドの治療